人工林として日本有数 金山町有屋大美輪 幹周3.45m 樹高59m 伐採を目的として植林された杉として国内最大級。128本の巨木郡を形成
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■位置 この林は、金山町大字有屋字大美輪にあり、金山町市街より金山川の上流沿いに約4キロ遡った地点にある。
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■地形 本林分の所在地は、西及び東に小さな峰があり、その峰から北方向へ小さい谷上の台地が広がっている部分にこの林分がある。水による侵食が無いため沢の形状はほとんど認められず大雨以外は流れがないものと思われる。傾斜面は北向きで、傾斜5~10度で平坦に近い台地上である。標高は250メートルである。
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■地質及び土壌 地質は第3層に属し、基岩は凝灰岩、貢岩を主体とし、土壌は適潤性褐色森林土で土壌は深く、一般にAo層、A層が厚い。
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■樹齢 230年から240年(推定) 宝暦、明和年間に植林されたものと推定される。
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■参考(金山町の大径木)
名 称 |
所在地 |
面積 |
林齢 |
本数 |
材積 |
ha当り本数 |
ha当り材積 |
大美輪杉 |
金山町 |
0.87㎡ |
230年 |
128本 |
1.973 |
147 |
2.268 |
金山大杉 |
金山町 |
1.25㎡ |
130年 |
689本 |
3.968 |
552 |
3.002 |
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最上地方事務所林務課資料H.5より抜粋 |
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 日本一の杉美林があることで有名な金山町は、銘木「金山杉」の産地であり、林齢80~100年生以上の大径木を生産しています。また、人工林では世界一の蓄積を誇った「一町歩一万石の大杉林」は、今もその一部が残されており、樹齢200年を超える「金山杉」が林立しています。
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